弁護士コメント
2021年9月には、日本の公正取引委員会との合意に基づき、「リーダー」アプリの開発者がアプリ内に自社のサイトへのリンクを設置できるようになりました。これにより、電子書籍や音楽などのコンテンツを提供する事業者は、iOSアプリ内でAppleが定めた決済方法のみに限らず、ユーザーをアプリ外の自社サイトに誘導して、さまざまな決済方法を用いてコンテンツを販売できるようになっています。
2022年からApp Store外からの決済が可能に コンテンツビジネスに及ぼす影響は?(1/2 ページ) – ITmedia Mobile
(令和3年9月2日)アップル・インクに対する独占禁止法違反被疑事件の処理について | 公正取引委員会
このことから、日本では3年前からアプリ外での決済が可能であったようです。
また、店舗が「現金とカードではガソリンの値段が違う」というような価格差別行為を行っていた場合、それが加盟店規約に違反しているとしても、消費者に対する違法な行為として認められにくいため、非常に難しい問題です。
現在はあらゆるものが値上げされている時代で、キャッシュレス決済が一般的になっている中、クレジットカード利用時に割増料金が発生すると、非常にやるせない気持ちになる生活者も多くいるのではないでしょうか。
利用規約・消費者保護に関する事件
アマゾンで「OpenAIの規約違反になるのでタイトルつけられません」という謎の商品が増加
The Vergeが検索した段階ではテントやケーブルまでヒットしていましたが、もう粗方削除されちゃってます。アーカイブは残っているんですが、それを見ると緑のケーブルなんて商品説明のところにまで、自動生成のをそのまま流し込んでしまっています。
アップストア外課金、米最高裁が上訴棄却 アップル、アプリ課金認める新規約
米アップルのアプリ配信サービス「アップストア」が反トラスト法(独占禁止法)違反にあたるとして米ゲーム大手エピックゲームズがアップルを訴えていた訴訟で、米連邦最高裁は16日、両社の上訴を棄却した。最高裁の判断を受け、アップルは米国で自社以外のアプリ課金を認める新たな規約を公表した。
飛行機へのフットレスト持ち込みはルール違反?JALとANAの利用規約を確認した
飛行機の座席でフットレストの利用を勧めるXの投稿が注目を集めている。
すでに1800万回近く閲覧されているその投稿は、飛行機の1番前の窓際とその隣の座席の前に、空気で膨らむタイプのフットレストを置き、その上で快適そうに足を伸ばしている写真とともに商品を勧めるという内容。
これには《最高ですね》《海外行くなら必須ですね!》などと好意的なコメントも多いが、《足元に荷物を置くのは禁止》《運行会社によっては禁止の筈》などと、安全上の問題や運行会社による利用規制を懸念する声も上がり、賛否を呼ぶことに。
現金とカードではガソリンの値段が違うのはなぜ?規約違反ではないのか
基本的にクレジットカードの使用者に対して価格を上乗せすることは、各カード会社の加盟店規約によって禁止されているからです。
一部の飲食店などではクレジットカードを使用する際に、手数料として会計に数%の金額を上乗せする行為が横行しています。これはれっきとした規約違反行為であり、たびたび問題になっています。
そのほか、利益率の低いランチタイムにはカード払いを拒否したり、会計金額が高い場合にしかカード払いを認めないなどの行為も規約違反に該当します。店舗が規約違反している事実がカード会社に認められた場合、是正指導がおこなわれ、それでも改善が見られない場合契約解除、というのが一般的な流れです。
確かに、店舗側にも手数料を上乗せしたくなる事情があるのは事実。というのも、会計をクレジットカードで支払われた場合、そのうち数%をクレジットカード会社に手数料として引かれてしまうからです。
現金払いとカード払いで価格に差を設けているガソリンスタンドでは、多くの場合、クレジットカード払いの際に手数料を上乗せするのではなく、現金払いの際に価格を割引するという仕組みになっています。そのため、理屈の上ではカード払いの際に手数料を上乗せしていることにならないため、先述の飲食店の例のように違反だと見なされないケースもあるようです。
ただし、カード会社の規約によっては「手数料の上乗せ」ではなく、クレジットカード利用における「差別的な取り扱い」を禁止しているところも。手数料の上乗せがなくても現金価格が優遇されている場合、解釈によっては規約違反になる可能性もあるのです。
サービス
OpenAI、選挙でのAI悪用防止のため利用規約を改訂へ
OpenAIは米国時間1月15日、2024年に予定されている各国での選挙に向けて、「ChatGPT」とAPIの利用規約の改訂などを計画していると発表した。
OpenAIは利用規約の変更点として、政治キャンペーンやロビー活動を目的としたアプリケーションや、投票意欲を削ぐなどして民主的手続きへの参加を抑止するようなアプリケーションの構築を許可しないことを挙げた。また、実在の人や組織のふりをするチャットボットの作成も認めないとした。
OpenAIはさらに、画像がどのように作られたかを人々が確認できるようにするため、さまざまな認証の取り組みを進めており、その一環で2024年の早い時期に、C2PA(Coalition for Content Provenance and Authenticity)のデジタル認証情報(電子透かし)を実装すると述べた。
Social Pentagon
いま、スマートフォンアプリのダウンロード数は、日本で数百億回、世界では数千億回を超えると言います。
そして、どのサービスの利用時にも存在するのが「利用規約」。
残念ながら、そのすべてにきちんと目を通して[同意]をクリックする人はほとんどいません。
様々なサービスを手軽に利用できるようになった反面、利用規約の確認不足が原因でトラブルとなり消費者センターへの相談件数が増えているのも実態です。
Social Pentagonは、難解な利用規約に潜むリスクを誰もがひと目で直感的に理解することができるサービスです。
同意の前に「パッと」確認。そんな新しい習慣をつくりたい。
「こんなはずじゃなかった」という不幸をなくすために。